- 団扇の名前の由来は?
- 団扇の語源は?
- 何故うちわと名付けられた?
うちわは夏のアイテムですが、部屋の中だと冷房や扇風機があります。
うちわを使う事が少なくなった気がします。
それでも浴衣にうちわは夏の風物詩でもあります。
花火大会の見物でうちわを浴衣の帯に差しているのを見かけます。
うちわは夏だけでなくコンサート会場などでも見かけます。
広告が入った販促物の団扇も配られる事があります。
ただ、最近はうちわを持っている人も少なくなった気がします。
「団扇」と漢字で表現するより「うちわ」とひらがな表記の方が身近です。
目次
団扇(うちわ)
うちわの形は定番の物が多いですが、形状も色々な物があります。
うちわはどのくらい前からあったのでしょうか?
※記事内表記は団扇・うちわが混在しますがひらがな表記を主にしています。
うちわの詳細
色々な資料を見てみると、うちわは元々は元々は扇ぐ物では無かったようです。
概要 古来、うちわは木製品、鳥毛や獣毛、蒲葵(びろう)や芭蕉の葉に始まり、もっと大型で、「あおぐ」ためより「はらう」「かざす」ためのもので、威儀、儀式、縁起、祈願、軍配、行司、信仰、占いなどに使われた。 その後、形態や材質は時代によって変化してゆき、室町時代末、軽くて扇部がへたらない構造として、竹骨と紙を素材とする現在の形となる。 江戸時代に入ると一般大衆に普及し、町民文化が花開くとともに涼(りょう)や炊事、装いや流行、蛍や虫追いなど、様々な場面で利用された。
出典:wikipedia
Q:うちわの名前の由来は?
三択問題です。次の ❶ ❷ ❸ 答えはどれ?
※名前の由来には諸説・不明確なものも含まれる事をご了承ください。
- 大きな葉っぱの意味から。
- 害虫を追い払うハエ叩きのような意味。
- 器(うつわ)がうちわに訛った。
▼ A(答え):BOXをタップ!
A:うちわの名前の由来
うちわの名前の由来や語源はどういったものでしょうか?
答えは ❷ でした!
- うちわの名前の由来は?
- ハエや蚊などの虫を打ち払う事から打つ翳(うつは)
翳(は)は「かざす」という意味。
団扇は、中国由来の熟語。
「扇」は観音開きの戸が羽のように開閉する事で風が起こる様子。
「団」は「まるい」の意味。
儀式や祈願等で払ったり、かざして病魔などを撃ち払う魔除けにも使われた。
その後、一般大衆に普及し、涼を求める為や炊事・蛍や虫追いなどにも利用。
うちわのいろいろ
うちわは色々な場面で登場します。
涼を求めて風を起こすのが通常の使い方ですが、人だけでなく物を冷やしたりファッションアイテムとしても使います。
形状も様々ですが、よく見かけるものは大量生産された柄と骨がプスチック製の為、形状がほぼ同じです。
大きめ小さめの物があるにしても形状自体は同じ物が多い。
団扇と扇子の違い
団扇と扇子の違いは、およその見当がつくと思います。
外見的な違いですが、扇子の方が携帯には良さそうです。
団扇と扇子の違い 「扇」という漢字はもとは団扇(うちわ)のことを指した(「扇子」も同様)。それが団扇より後に日本で発明された「あふぎ」(おうぎ)にもほぼ同じ用途から「扇」の字が当てられるようになり現在に至っているが、日本では通常「扇」の字を以って団扇のことを指すことは無い。 普通は外見の違いで区別できる。この二つは中世のように団扇は僧侶、文人、隠遁者に、扇子は公家・貴族を中心に使われた時代もあるが、扇(扇子)がどちらかといえば儀礼の具として用いられる場合が多いのに対して、団扇は身分の別なく、夏の季節に気随に使われる品であった。
出典:wikipedia
うちわの生産地と博物館
団扇を生産している所は全国に散らばっています。
各地で形状や使用目的も若干異なる事もありますが、一般的な使用方法は同じ。
日本三大うちわ
- 丸亀うちわ(香川県丸亀市周辺)
- 房州うちわ(千葉県房総市・館山市)
- 京うちわ(京都府京都市)
江戸時代初期に金刀比羅宮参詣の土産として考案された丸亀うちわは、
現在年間約8000万本の生産数で全国シェアが90%になっています。
うちわの名前の由来まとめ
ひと頃は銀行や店舗などで広告入りのうちわが配られていました。
現在も夏になると広告入りのうちわを見かける事も多い。
街で見かけるのも、うちわや扇子より扇風機が多くなりましたね。
技術の発展と共にうちわも無くなってしまうのかもしれません。
着物などのようにうちわも残ると良いですね。
伝統行事等でうちわが使われる地域もある為、そう簡単には無くならないとは思います。