- オトギリソウの名前の由来は?
- オトギリソウと言えば?
- なぜオトギリソウと名付けられた?
オトギリソウと聞いてそのものを思い浮かべる事は少ないかもしれません。
漢字にすると弟切草と書き、意味が分からなくなるかもしれません。
以前に弟切草というゲームがあり、その内容はホラーのような感じ。
ゲームを進めて行くとドキドキハラハラ。
このゲームもなぜ弟切草と名付けられたか?
そのような疑問もありますが…
オトギリソウはどのような名前の由来があるのでしょうか?
目次
オトギリソウ
オトギリソウは国内を始め朝鮮半島、中国大陸に分布する植物です。日当たりの良い赤土の道ばたや草地、山野、疎林、道端に自生しています。
オトギリソウの詳細
オトギリソウが花を咲かせるのは夏から初秋頃になります。
径2cm程の黄色い小さな花が数個ずつ咲いているのが見られます。花には黒い点と黒い腺が入り花をつぶすと紫色になります。花は日中に咲き、1日で終わる1日花になっています。
オトギリソウ
和名:弟切草
英名:goatweed
学名:Hypericum erectum
花言葉:怨念・迷信
Q:オトギリソウの名前の由来は?
三択問題です。次の ❶ ❷ ❸ 答えはどれ?
※名前の由来には諸説・不明確なものも含まれる事をご了承ください。
- 音を切るとされていた事から。
- 兄が弟を切り殺した事から。
- 兄の為に弟が切り集めた事から。
▼ A(答え):BOXをタップ!
A:オトギリソウの名前の由来
オトギリソウにはどのような名前の由来・語源があるのでしょうか?
答えは ❷ でした!
- オトギリソウの名前の由来は?
- 草に関わる事で兄が弟を切り殺した
平安時代の頃
1)この草を原料にした秘伝薬の秘密を弟が隣家の恋人に漏らした事で、鷹匠である兄が激怒して弟を切り殺し、恋人もその後を追ったという伝説。
2)鷹匠である兄が鷹の傷の妙薬としてこの草を秘密にしていました。それを弟が他人に漏らしたため、激怒した兄に切り殺されたという伝説に由来するという説。
オトギリソウの葉に見られる黒い油点は、斬り殺された弟の飛び血とされています。
オトギリソウと言えば?
オトギリソウと言えばやはりゲームの名称。
選んだ選択肢によって別の展開になり、ストーリー毎に登場人物の役割や真相が異なっている選択型のロールプレイングゲームです。
静止画に文字が出てくるような当時に多くあるスタイル。
小説は1999年に角川ホラー文庫より発行されています。
「弟切草」「彼岸花」「寄生木」の三部作になり「彼岸花」「死人花」「幽霊花」の「彼岸花三部作」がクロスする形を取っており実質的に五部作の第一作が「弟切草」になります。
いずれも小説家である長坂秀佳氏の作品。
オトギリソウの名前の由来まとめ
オトギリソウは、茎や葉は止血などの民間薬として使われてきた薬草でもあります。
鷹の傷薬(タカノキズグスリ)、血止め草(チドメグサ)などの異名もあります。
地方によっては、遮光瓶に新鮮な食用油と花がついた生のオトギリソウを一緒に入れて浸しておき、虫刺され・おでき・切り傷・軽い火傷に直接塗る民間療法が残っています。