- のれんの名前の由来は?
- のれんと言えば?
- なぜのれんと名付けられた?
のれんは食堂や呉服店など商店の出入口に見られる垂れ下がった布。
銭湯などで男湯・女湯を分かりやすく伝えているのものれんです。
家庭内でも使われている事も多い物で布製とは限りません。
ラーメン店や居酒屋、蕎麦屋や寿司屋にも多く見られる目印でもあります。
開店しているか閉店しているかの判断材料にもなります。
縄で出来た縄のれんを下げている所も見かけますね。
のれんはどのような名前の由来があるのでしょうか?
目次
のれん
のれんは建物に直接風や光が入るのを防具だけでなく、外からの目隠しとして内外を柔らかく仕切った物です。
商店の場合、のれんが出ていると開店しており、のれんが出ていなければ閉店という目印にもしています。
銭湯やスパにあるのれんは湯のれんと呼ばれています。
のれんを漢字で書くと「暖簾」になります。
のれんの詳細
日本の家屋ではむしろを使って日光や風を防いでいました。この事から古語で「たれむし」とも呼ばれています。
約113cm(鯨尺三尺)が基準になり、それより長い長暖簾とそれより短い半暖簾に分けられています。丈は最も短いが幅が長く間口全体に及ぶものを水引暖簾と言われています。
縄で出来た縄のれんは虫除けの役目をしており居酒屋などで主に使われていました。歴史的には布のれんより縄のれんの方が古いとされています。
のれんの種類
- 長暖簾
直射日光を避けたり、店内の客が落着けるように配慮したもの。 - 半暖簾
うどん屋、蕎麦屋、寿司屋などで多く見られるもの。 - 水引暖簾
板張りの木枠が布に代ったもの。 - 太鼓暖簾
切れ込みのない一枚布を軒先から斜めに張ったもの。 - 縄暖簾
イラクサをねじった縄を垂らしたもの。 - 玉暖簾
ビーズやガラス・木製の珠を繋げてヒモに通して吊るしたもの。 - 管暖簾
貝殻・木・ガラスなどの管状のものを繋げて吊るしたもの。
user:Amagase, CC BY-SA 2.5, via Wikimedia Commons
Q:のれんの名前の由来は?
三択問題です。次の ❶ ❷ ❸ 答えはどれ?
※名前の由来には諸説・不明確なものも含まれる事をご了承ください。
- 名を連ねる表札のような意味から。
- くぐるという古語の意味から。
- 暖かいすだれの意味から。
▼ A(答え):BOXをタップ!
A:のれんの名前の由来
のれんはどのような名前の由来・語源があるのでしょうか?
答えは ❸ でした!
- のれんの名前の由来は?
- 暖かいすだれの意味から
のれんは「暖かい簾」を意味し「暖簾」と書きます。
暖は「のん」と読み、簾は「れん」と読み合わせて「のんれん」となり変化して「のれん」になりました。
のれんと言えば?
暖簾と言えば様々な店舗が思い浮かびますが、のれんは大切なもので、のれんそのものがテンポを表したりします。のれん分け・のれんをたたむ等がそのような例ですね。
のれんの仕様は関東と関西では異なるそうです。
上部の竿を通す部分が繋がっているのが西日本で多く、繋がっていないものが東日本で多いようです。
この竿を通す部分は「乳(ち)」と呼ばれ、等間隔に並んでいる事が由来とされています。
のれんの名前の由来まとめ
湯のれんは別として、赤色ののれんはラーメン店に多く、白いのれんは寿司屋に多く、紺色のものは高級店をイメージするかもしれません。居酒屋にしても赤色はリーズナブルで紺色はちょっと気取った感じ。
のれんの色やデザインでもその店の雰囲気が読み取れる事がある重要な看板でもあります。