- ナマコの名前の由来は?
- ナマコと言えば?
- なぜナマコと名付けられた?
ナマコは海水浴場でも見られる生物です。
ナマコ自体も珍味として人気がありこのわたも人気。
地域によってはスーパーなどでも売られ食卓に並びます。
好き嫌いもありますが、馴染みの深い地域では人気の食材です。
このわたはナマコの内臓を取り出したもので、日本三大珍味とされています。
このわた汁やこのわた酒として親しまれています。
ナマコはどのような名前の由来があるのでしょうか?
目次
ナマコ
ナマコは浅瀬から深海まで広く生息する、棘皮動物門に属する動物の一群です。
世界に約1,500種、そのうち200種程が日本に生息しています。
食用になるのはマナマコなど約30種類で寿命は約5〜10年です。
ナマコの詳細
多くは細長い芋虫型で、腹と背の区別があり、前端に口、後端には肛門があります。
ヒトデと同様にナマコの体も棘皮動物に共通する五放射相称の構造になっています。
漢方薬として古くから滋養強壮薬、皮膚病薬として用いられてきました。
中国語でナマコは「海参」と呼ばれ「海の人参」の意味でつけられた名前です。
ナマコ
和名:海鼠
英名:sea cucumber
学名:Holothuroidea de Blainville
Q:ナマコの名前の由来は?
三択問題です。次の ❶ ❷ ❸ 答えはどれ?
※名前の由来には諸説・不明確なものも含まれる事をご了承ください。
- 生の子と呼ばれ恐れられていた。
- 内臓を出す事を例えた。
- 生の「こ」という意味。
▼ A(答え):BOXをタップ!
A:ナマコの名前の由来
ナマコにはどのような名前の由来・語源があるのでしょうか?
答えは ❸ でした!
- ナマコの名前の由来は?
- 生の「こ」を意味する。
当時は「海鼠」を「コ」と読んでいた。
「ナマコ」は調理をしていない「生のコ」を指す言葉。
「このわた」=「コの腸」「いりこ」=「煎りコ」「このこ」=「コの子」という語に残っています。
ナマコと言えば?
ナマコと言えば酢の物やこのわたを思い浮かべます。
夏目漱石の小説「吾輩は猫である」には「初めてナマコを食べた人物の胆力には敬服すべきだ」という一節があります。
およそ食べられるように見えなくてグロテスクな姿。
確かに一番最初に食べた人は度胸があるとしか言えませんね。
ナマコの仲間には深海に生息しプカプカと浮遊しているものもあるようです。
瀬戸内海産このわた「200g樽入」
ナマコの名前の由来まとめ
特定地方ではナマコを好んで食する事もあるようですが、東京などではナマコを食べるのは一部の人かもしれません。
郷土料理屋や居酒屋などでこのわたを提供するところもあるようです。
また、中華料理の食材として海のダイヤと呼ばれる黒ナマコが高値で取引されているそうです。
その為密漁も多く、北海道では漁獲量の50%相当が密漁品であると推測されています。
今回出てきた難しい単語のおさらい
ナマコの名前の由来で出てきたちょとだけ難しい単語をおさらい。
- 五放射相称
5本腕のヒトデのようなもの。
同じ形の部分が周囲に5つ放射状に並んだ形で棘皮動物の大きな特徴になっています。 - このわた
ナマコの内臓の塩辛。