- カワセミの名前の由来は?
- カワセミと言えば?
- なぜカワセミと名付けられた?
カワセミは都内の公園の池近くでも見られる鳥です。
青色とオレンジ色の美しい鳥で知られています。
一定箇所の空中でホバリングする事ができ、水中の獲物を狙います。
美しい鳥としてバードウォッチングや撮影の被写体としても好まれています。
カワセミは繁殖期にオスがメスにプレゼントを渡す習性があります。
鳥の世界では自分を魅力的に見せるものもありますがプレゼントするのも珍しいですね。
カワセミはどのような名前の由来があるのでしょうか?
目次
カワセミ
カワセミは全長17cm程で長いくちばしを持っています。
オスとメスの見分け方はオスのくちばしは黒く、メスは下のくちばしが赤い事で区別できます。
カワセミの詳細
カワセミは漢字で書くと「翡翠」となり宝石の「翡翠」と同じ漢字です。
カワセミの青色は色素によるものではなく、光の加減で青く見える羽毛にある微細構造です。微細構造は構造色と呼び、シャボン玉が色々な色に見えるのと同じ原理です。
美しい外見から「渓流の宝石」などと呼ばれています。両翼の間から見える背中の水色は鮮やかで、光の当たり方によっては緑色にも見える事があります。その事から漢字表記がヒスイと同じになっています。
繁殖期にはオスがメスへ獲物をプレゼントする「求愛給餌」が見られます。
カワセミ
和名:翡翠・翡翆・魚狗・川蟬
英名:Common Kingfisher
学名:Alcedo atthis
Ryan Cheng from Hong Kong, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
Q:カワセミの名前の由来は?
三択問題です。次の ❶ ❷ ❸ 答えはどれ?
※名前の由来には諸説・不明確なものも含まれる事をご了承ください。
- 川辺に棲むセミが大好物な鳥。
- セミのような鳴き声をする。
- 川に棲むセミの意味。
▼ A(答え):BOXをタップ!
A:カワセミの名前の由来
カワセミはどのような名前の由来・語源があるのでしょうか?
答えは ❸ でした!
- カワセミの名前の由来は?
- 川に棲むセミの意味。
カワセミは「川に棲むセミ」の意味。
「セミ」は古名の「ソニ」が「ソビ」に変化し、それが転じて「セミ」になりました。
「ソニ」の「ニ」は土の意味で、ソニ(青土)からきています。
別に、室町時代から漢名を取り入れ、「翡翠」とも呼ばれるようになりました。
カワセミを表す漢字が沢山存在します。
川蝉はセミとは関係がなく、「カワセミ」の音を当てた漢字になっています。
魚狗、水狗、魚虎、魚師などの漢字はカワセミが魚を捕らえる様子から生まれました。
カワセミと言えば?
カワセミと言えばクチバシが長く美しい姿を思い出します。
宝石のヒスイはこの鳥の羽の色に由来して名付けられています。
カワセミの名前の由来まとめ
ギリシア神話では、国王でもあった夫ケーユクスを海難事故で失った女性アルキュオネーが、死んだ夫と共にカワセミに姿を変えて、二人はカワセミとなった後も仲睦まじく暮らし続けたという話が伝えられています。
アルキュオネーの父の風神アイオロスは、自分の子孫であるカワセミが冬に海上で卵をかえす7日間だけ風を閉じ込めて海が荒れないようにするそうです。