- ホオズキの名前の由来は?
- ホオズキと言えば?
- なぜホオズキと名付けられた?
ホオズキと言えば “ほおずき市” を思い出す人も多いでしょう。
浅草寺のほおずき市には毎年多くの人が訪れます。
朱色の巾着のような実の中に種が入っている植物は関東では馴染み深い。
ほおずき市ではオレンジ色の実が目立ち夏の風物詩でもあります。
古語では様々な名前があり、名前の由来も様々な説があります。
ホオズキはなぜ人々に親しまれるのでしょうか?
ホオズキはどのような名前の由来があるのでしょうか?
目次
ホオズキ
ホオズキは北海道、本州、四国などを原産地とする多年草です。
全国で見る事ができますが、自然に生えているホオズキを見る事も少ない。
ホオズキの詳細
ホオズキ属にはアメリカ大陸、アジア、ヨーロッパに100種あまりが存在しています。
草丈は60cm〜80cm位になり、淡い黄色の花を6月から7月頃に咲かせます。
ホオズキには毒性があり、食用にされる事はありません。
カガチ・ヌカヅキとも言われています。
ホオズキ
和名:鬼灯・酸漿
英名:Chinese lantern plant
学名:Physalis alkekengi var. franchetii
花言葉:偽り・浮気・自然美・私を誘って
Q:ホオズキの名前の由来は?
三択問題です。次の ❶ ❷ ❸ 答えはどれ?
※名前の由来には諸説・不明確なものも含まれる事をご了承ください。
- 頬(ほっぺた)を連想した。
- 燃える月を連想した。
- ほや付きが訛った。
▼ A(答え):BOXをタップ!
A:ホオズキの名前の由来
ホオズキにはどのような名前の由来・語源があるのでしょうか?
答えは ❶ でした!
- ホオズキの名前の由来は?
- 頬(ほっぺた)を連想した。
1)実の赤くふっくらした様子から頬を連想したもの。「づき」は「顔つき」や「目つき」の「つき」とされています。
2)赤い果実から「ほほ」は「火々」であり「つき」は染まる意味。
3)果実を鳴らして遊ぶ子供たちの様子から「頬突き」の意味。
4)カメムシの仲間の「ホホ」という虫がつくことを指す説。
ホオズキと言えば?
ホオズキと言えばほおずき市。
浅草寺のほおずき市は有名で毎年多くの人が訪れます。
約200年前に始まったとされています。
現在では毎年60万人にものぼる人達が訪れる一大イベントでもあります。
ほおずき市は東京都港区芝の愛宕神社の縁日が由来とされています。
「ほおずきを水で鵜呑みにすると、大人は癪を切り、子供は虫の気を去る」と言われていました。
なぜ鬼灯と書く?
ホオズキを漢字で書くと「鬼灯」と書きますが、なぜ鬼の灯なのでしょうか?
仏教習俗である日本のお盆では、ホオズキの実を死者の霊を導く提灯に見立て、枝がついた状態で精霊棚・盆棚に飾ります。
鬼灯の字は、お盆に先祖が帰ってくる時の目印になる提灯の代わりとされた為です。
ホオズキの名前の由来まとめ
ホオズキがお盆に必要とされるのは、先祖の供養でもあったのです。
東京では浅草寺のほおずき市で知られていますが、地方によってはこのような風習が無い事もあります。
今回出てきた難しい単語のおさらい
ホオズキの名前の由来で出てきたちょとだけ難しい単語をおさらい。
- 癪(しゃく)
腹が立つ事。胸やお腹が急に痛む事。 - 精霊棚・盆棚
お盆の時期に特別に用意される棚の事。位牌やお供え物・故人の好物を置き、先祖を迎える棚。