- フグの名前の由来は?
- フグと言えば?
- なぜフグと名付けられた?
フグはフグ刺しや白子焼きなどで食す魚です。
調理には免許が必要な為、フグ料理を提供する料理店は少ない。
近年は養殖フグがある為、年中食べられる魚類です。
トラフグやマフグなどが知られており、特にトラフグが高級魚として扱われています。
地域で言えば関西圏の消費量が多く、大阪では消費量が60%を占めます。
京阪神では70%の消費量となっております。
フグにはどのような名前の由来があるのでしょうか?
目次
フグ
フグは毒を持つ魚類として有名な魚類。
釣りをしててもよく釣れる事があり、初めて釣り上げた子供などは膨らむ姿を見て喜ぶ光景も見られます。残念ながら当然食す事ができない為、釣りにおいては外道の魚の代表格です。
フグの詳細
フグとしても呼ばれるハコフグ、ハリセンボンなどはフグ科には属していません。
約120種の魚がフグ科に分類されており、その内食用する種として、トラフグ、マフグなどが有名です。
敵を威嚇するために体を膨らませる姿が認知されており、英語では “puffer fish” と呼ばれて “ふくらむ魚” という意味になっています。
フグは分泌するテトロドトキシンを能動的にコントロールしていることが明らかになっています。その為、自身は毒に毒に侵される事はありません。
フグ
和名:フグ・河豚
英名:pufferfish
学名:トラフグ Takifugu rubripes
Q:フグの名前の由来は?
三択問題です。次の ❶ ❷ ❸ 答えはどれ?
※名前の由来には諸説・不明確なものも含まれる事をご了承ください。
- 不遇(巡り合わせが悪い)という意味。
- 毒がある為、不具という意味。
- 膨らむという意味。
▼ A(答え):BOXをタップ!
A:フグの名前の由来
フグはどのような名前の由来・語源があるのでしょうか?
答えは ❸ でした!
- フグの名前の由来は?
- 膨らむという意味
布久や布久閉と呼ばれており膨らむやふくよかなど、「ふく」自体に膨らむという意味があります。
「河」と書くのは中国で食用とされるメフグが河川など淡水域に生息する種である為で、メフグが豚のような鳴き声を発することから「豚」の文字が当てられたとされています。
フグと言えば?
フグと言えばフグ刺しやフグ鍋などが思い出されますが、関西圏ではてっさ・てっちりの方が馴染み深いでしょう。フグは地方によっても多くの呼び名があり、料理自体も名前が異なります。
関西ではなぜてっさ・てっちりと呼ぶ?
関西圏特に大阪ではフグの事を「てっぽう」と呼びます。
「たまに当たる」を「弾に当たる」「当たると死ぬ」に掛けた洒落から「てっぽう(鉄砲)」と呼びます。
- てっさ = てっぽうのさしみ
- てっちり = てっぽうのちり鍋
地方によるフグの呼び方
大阪以外でも九州などではフグの事を別の呼び方をする事があります。
- 下関や北九州
一般的に「ふく」と呼ばれます。「不遇」「不具」と繋がる為、縁起をかついで「福」につながる「ふく」と呼びます。 - 長崎県島原地方
「がんば」と呼ばれ、「がんば置いてでん食わんば」の略と言われています。がんばは「棺桶」の意味。
フグの名前の由来まとめ
国内における食中毒の原因はフグとキノコが最も多いとされていますが、フグは毒性がある事が認知されている事から食中毒になるのは素人が知っていて捌く事が原因かもしれません。
キノコの場合は、きのこ狩りなどで毒性のあるものと食用できる物との見間違えなどで起こる為、注意がより必要になります。
フグの取扱資格は、国内統一資格ではなく都道府県ごとに定められており、東京都はその中でも最も取得が厳しいとされています。