- ブリの名前の由来は?
- 出世魚の名前の違いは?
- なぜブリと名付けられた?
ブリは出世魚としても知られています。
成長するにつれ名前が変わるのが出世魚。
ブリは全国的には共通の名前で呼ばれています。
ところが成長中の呼び方は地方によっても異なるようです。
ブリは冬の時期に採れた寒ブリが美味しいとされ
冬季は様々な調理法で食卓に並びます。
ブリの名前にはどのような由来があるのでしょうか?
目次
ブリ
ブリは古くから出世魚として縁起の良い魚でもあります。
イナダやハマチが大きく育ち最終的にブリという名前になります。
ブリの詳細
ブリは大きいもので1m以上にもなります。
刺身は勿論、焼き魚、煮魚のブリ大根など、様々な調理法で好まれています。
ブリ
漢字表記:鰤
英語::Amberjack
学名::Seriola quinqueradiata
Q:ブリの名前の由来は?
三択問題です。次の ❶ ❷ ❸ 答えはどれ?
※名前の由来には諸説・不明確なものも含まれる事をご了承ください。
- 久しぶりのブリ(冬だけ食した為)
- アブラが変化した。
- 最終形態という意味。
▼ A(答え):BOXをタップ!
A:ブリの名前の由来
出世魚のブリはどのような名前の由来があるのでしょうか?
答えは ❷ でした!
- ブリの名前の由来は?
- 1)「アブラ」→「ブラ」→「ブリ」と転訛した。
2)身が赤くてブリブリしているから。
江戸時代の本草学者貝原益軒氏が「脂多き魚なり、脂の上を略する」と語っています。
脂分が豊富で美味しいとされる「アブラ」からの転訛が有力説。
ブリに鰤と書くのは、師走に脂が乗って旨くなる魚だからとされています。
また「師」は大魚である事を表す為との説もあります。
ブリの出世名
出世魚とは稚魚から成魚までの成長段階で異なる名称を持つ魚。
江戸時代までは武士や学者には元服・出世に際し改名する慣習があった。
その慣習になぞらえ「成長に伴って出世するように名称が変わる魚」を出世魚という。
代表的な呼び名
モジャコ:6~7cmくらいまでのもの
ワカシ:15 cm くらいまでのもの
イナダ:40 cm くらい(夏に旨い)
ワラサ:60 cm くらい
ブリ:90 cm 以上(夏は味が落ちる)
全国各地の呼び方
関東:ワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ
関西:ツバス → ハマチ → メジロ → ブリ
東北:ツベ → イナダ → アオ → ブリ
下北地方:フクラギ → イナダ → ワラサ → ブリ
北陸:ツバエリ → コズクラ → フクラギ → アオブリ → ハナジロ → ブリ
富山県:ツバイソ → コズクラ → フクラギ → ガンド → ブリ
長野県:イナダ → ハマチ → ブリ
山陰:ショウジゴ → ワカナ → メジロ → ハマチ → ブリ
四国・山口県・広島県:ヤズ →ハマチ →ブリ
九州:ワカナゴ → ヤズ → ハマチ → メジロ → ブリ → オオウオ
80cm 以上のものは関東・関西とも「ブリ」と呼ぶ。
ブリの名前の由来まとめ
ハマチという名前は回転寿司等の影響で全国区ですが、元々関東では使っていなかったようです。
ブリよりハマチの方が馴染みが深くなったのはハマチの養殖からではないでしょうか?
現在、ハマチの養殖においては各地でご当地ハマチが養殖されています。
柚子鰤王、みかんブリ、すだちブリ、かぼすブリ、レモンのブリなどのフルーツ魚と呼ばれるものです。
近年ではハマチをブリまで育てて出荷する事も多くなりました。