- ボラの名前の由来は?
- ボラと言えば?
- なぜボラと名付けられた?
ボラは全国の河口や汽水域で生息する魚で出世魚でもあります。
河口などで水面から飛び跳ねている殆どの魚はボラが多い。
季節によっては河口を埋め尽くす程のボラを見る事ができます。
ボラは海水魚ですが、幼魚の時は皮を遡上する事があります。
「とどのつまり」の語源にもなった出世魚。
成長ごとに名前が変わりますが、この名前は地方によっても呼び名が違います。
ボラにはどのような名前の由来があるのでしょうか?
目次
ボラ
沿岸水域の汚染の為、ボラは臭いが強いとされ、食用として食卓に出ることは少ない。
完全に血を抜き臭みの大部分を消した上で食用となります。
ボラは高級料理とされ刺身や唐揚げとして出す飲食店もあります。
ボラの詳細
関西地方ではイセゴイ・愛媛県ではナタネボラ・広島県ではマボラなど、名称も異なります。
他にはツクラ・クチメ・メジロ・エブナ・ハク・マクチ・クロメ・シロメなどとも呼ばれています。
メスの卵巣を塩漬けにし乾燥させたものがカラスミ。
冬季の回遊ルートにあたる西日本各地や台湾・地中海沿岸など世界各地で作られています。
ボラ
和名:ボラ
漢字:鰡・鯔
英名:Flathead mullet・Gray mullet
学名:Mugil cephalus
Q:ボラの名前の由来は?
三択問題です。次の ❶ ❷ ❸ 答えはどれ?
※名前の由来には諸説・不明確なものも含まれる事をご了承ください。
- 騙される意味。
- 飛び跳ねる意味。
- 太い腹が変化した。
▼ A(答え):BOXをタップ!
A:ボラの名前の由来
ボラはどのような名前の由来があるのでしょうか?
答えは ❸ でした!
- ボラの名前の由来は?
- 1)太腹(ほばら)が転訛
2)中国の胡語の「はら」が転訛
ボラの形が角笛に似ている事から、中国語の「はら」が転訛したとされています。
ボラと言えば?
ボラと言えばカラスミと出世魚ですね。
ボラの出世名の違い
ボラは出世魚ですが、成長による名前が色々な語源ともなっています。
オボコ
幼児や、可愛い事を表す「おぼこい」の語源。
未通女と書き処女を意味しています。
イナ
若い衆の月代の剃り跡をイナの背中に見たてた「いなせ」の語源。
トド
これ以上大きくならない事から結局・行きつくところなどを意味する「とどのつまり」の語源。
- 東北:コツブラ → ツボ → ミョウゲチ → ボラ
- 関東:オボコ → イナッコ → スバシリ → イナ→ボラ → トド
- 関西:ハク → オボコ → スバシリ → イナ → ボラ → トド
- 高知:イキナゴ → コボラ → イナ → ボラ → オオボラ
ボラの名前の由来まとめ
ボラは河口や岸壁などで多く見られる魚です。
それでもなんとなく美味しそうと思わないのは食卓では馴染みないからかもしれません。
それは地方によっても違いがありそうですね。
ボラを食べるなら寒ボラとも言われています。
今回出てきた難しい単語のおさらい
ボラの名前の由来で出て来たちょとだけ難しい単語をおさらい。
- いなせ
男気があり粋で心意気のある事。 - 月代
額から頭の中央にかけて髪を丸く剃り落とした。
兜をかぶる時、熱気がこもらないように剃り落とした風習。