- アホウドリの名前の由来は?
- アホウドリと言えば?
- なぜアホウドリと名付けられた?
アホウドリは海岸などで見られる海鳥です。
冬になると日本の近海でも見られる渡り鳥。
ただ、国内では小笠原諸島でしか見る事ができません。
飛行する鳥類の中で最も大きい鳥とされています。
アホウドリは動物園で見る事ができません。
自然に生息するアホウドリを見られるのは冬から春にかけて小笠原諸島近辺になります。
アホウドリはどのような名前の由来があるのでしょうか?
目次
アホウドリ
アホウドリは以前は伊豆諸島や小笠原諸島で見られたようです。
飛ぶ鳥の中で最大で羽を広げると2m以上になります。
離陸には下り坂や向かい風を利用して助走する必要があります。
その大きさから十分な揚力を得られず離陸に失敗する事があります。
アホウドリの詳細
北太平洋に分布しており、夏季はベーリング海やアラスカ湾・アリューシャン列島周辺で暮らしたのち冬季になると繁殖のため日本近海への渡りをおこない南下します。鳥島と尖閣諸島北小島、南小島でのみ繁殖が確認されていましたが小笠原諸島媒島で戦後初となる繁殖が確認されており、嫁島や聟島でも繁殖が確認されています。
アホウドリ
和名:アホウドリ・信天翁
英名:Short-tailed albatross
学名:Phoebastria albatrus
Jlfutari at English Wikipedia, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
Q:アホウドリの名前の由来は?
三択問題です。次の ❶ ❷ ❸ 答えはどれ?
※名前の由来には諸説・不明確なものも含まれる事をご了承ください。
- 阿呆みたいな歩き方をする事から。
- 簡単に捕まえられるほどノロい意味。
- 頻繁に離陸や着陸に失敗するから。
▼ A(答え):BOXをタップ!
A:アホウドリの名前の由来
アホウドリはどのような名前の由来・語源があるのでしょうか?
答えは ❷ でした!
- アホウドリの名前の由来は?
- 捕まえる事が簡単だった事から
アホウドリという和名は、人間が接近しても地表での動きがノロく捕獲が簡単だったことに由来します。
アホウドリは地上では歩くスピードもよちよち歩きだった為、人に捕まるほど「阿呆」という事になります。
京都北部沿岸地方や沖縄では「あほうどり」、伊豆諸島の八丈島や小笠原諸島では「馬鹿鳥」などと呼晴れていました。
「沖にすむ美しい鳥・立派な鳥」の意味合いで「沖の太夫」「沖の尉」
クジラとともにやって来ることから「らい」「らいのとり」とも呼ばれています。
信天翁という名前は、他の鳥が取り落とした魚が天から降ってくるのを待つ鳥という意味から付けられたもの。
アホウドリと言えば?
アホウドリと言えばアホ?というのが思い浮かびます。
アホウドリという名称は蔑んだ呼び方として、山口県の日本海沿岸部で古くから呼ばれているオキノタユウに改名しようとする動きもあります。
沖の太夫 = 沖にすむ大きくて美しい鳥
アホウドリの名前の由来まとめ
差別と感じる名前を見直そうという動きはアホウドリだけでなく全生物でも思案されているそうです。
阿呆という言葉は、それ程蔑んだ感じの言葉には聞こえないかも知れません。
関西圏では特に通常使われる言葉で、蔑んだ言葉という意味でなく使用される事も多いようです。