- 浅草の名前の由来は?
- 浅草の秘められた歴史は?
- なぜ浅草と名付けられた?
浅草は都民だけでなく誰もが知っている地名のひとつです。
東京都内の観光地と言えば浅草。
下町の街並みが残る海外からの観光客も多い場所です。
浅草寺の周辺はいつ通っても観光客で溢れています。
観光だけでなくグルメスポットも沢山あります。
浅草の周辺はスカイツリーなど歩いて観光できる場所も多い。
浅草という名前はどのような由来があったのでしょうか?
目次
浅草
浅草は東京都台東区にある地名です。
浅草寺がシンボルとして仲見世通りや周辺が賑わいます。
浅草寺の隣にある浅草神社は東京最古の寺社と言われています。
浅草の詳細
浅草は東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレスの駅があり交通の便も良い。
北関東への拠点となっています。
浅草寺を中心とした地区を近代的に公園化してできた浅草公園は日本初の都市公園のひとつ。
浅草公園地を6つの区画に分けた事から「浅草公園六区」と呼ぶようになりました。
浅草公園六区は、浅草六区や公園六区と呼ばれています。
Q:浅草の名前の由来は?
三択問題です。次の ❶ ❷ ❸ 答えはどれ?
※名前の由来には諸説・不明確なものも含まれる事をご了承ください。
- 草が少ない草原だった事から。
- 元々浅草寺があった事から。
- 元々は浅い海岸だった事から。
▼ A(答え):BOXをタップ!
A:浅草の名前の由来
浅草にはどのような名前の由来があったのでしょうか?
答えは ❶ でした!
- 浅草の名前の由来は?
- 1)草深い武蔵野の中で草が浅く茂っていたから
2)アイヌ語で海を越す意味のアツアクサ
3)チベット語でアーシャ・クシャ
※浅く茂る=少なく茂る
※聖者のいる場所を意味する
武蔵野
武蔵野は関東の一地域を指す地域名です。
武蔵野の範囲について明確な定義はないが荒川以南・多摩川以北で、東京都心までの間に拡がる武蔵野台地。
色々な説がありますが、アイヌ語やチベット語と浅草の地が結びつく記述が見当たりません。
八月の初めつ方にもなりぬれば、武蔵野の秋の景色ゆかしさにこそ今までこれらにも侍りつれと思ひて、武蔵の国へ帰りて、浅草と申す堂あり。(中略) 野の中をはるばると分けゆくに、萩・女郎花・荻・芒よりほかはまたまじるものもなく、これが高さは馬に乗りたる男の見えぬほどなれば、おしはかるべし。三日にや分けゆけども尽きもせず。(とはずがたり)
とはずがたりには萩の原野を表すことも書かれている事から、地形描写説が強そうですね。
とはずがたり
後深草院二条が作者で、実体験を書いた日記文学・紀行文学。
とはずがたりは「とわずがたり」と発音します。
浅草寺一帯は太古の時代から他より少し高い台地になっていた為、災害からも逃れやすく繁栄しました。
浅草と言えば?
浅草と言えば浅草寺が思いつくのではないでしょうか?
浅草寺のほおずき市は特に有名なイベントです。
浅草寺について簡単に記述しておきましょう。
浅草寺の創建の由来
隅田川で漁をしていた檜前浜成・竹成兄弟の網にかかった仏像が浅草寺本尊の聖観音像で。
この像を拝した兄弟の主人である土師中知は出家し、自宅を寺にして創建されたのが浅草寺。
雷門の正式名称
表参道入口の門を雷門と呼びますが、正式名称は風雷神門。
切妻造の八脚門で向かって右の間に風神像、左の間に雷神像を安置しています。
賦役
農民のような特定階級の人々に課せられた労働。最古の課税形態のひとつ。
浅草寺はなぜ「せんそうじ」?
浅草(あさくさ)にあるお寺が何故読み方が違うのでしょうか?
浅草寺の隣にある神社は「浅草神社(あさくさじんじゃ)」
浅草寺が「あさくさじ」と読まないのには明確な訳があります。
お寺は仏教であり中国伝来のもの。
外来語として音読みにされる事が多く、神社は日本古来のもので訓読みが多い。
「法隆寺」や「東大寺」のように音読みになりますが、訓読みにしている寺もあります。
「清水寺」や「鞍馬寺」は訓読みになっている寺の一部です。
地名に由来して名が付けられた寺は訓読みともされ、法語を使った寺が音読みともされています。
それを言えば浅草寺は例外とも言えます。
比較的新しく建立されたものは差別化の為、音読み・訓読みが入り混じった可能性も高い。
音読みの場合は全てが音読みで「寺」は「じ」となり逆に訓読みの場合は「寺」は「てら」と読みます。
仲見世通り
仲見世通りは浅草寺の境内や参道の清掃の賦役が課せられていた地元住民に対して、特権として参道等での営業の特権が与えられたのが起源となっています。
浅草の名前の由来まとめ
浅草は浅草寺周辺が栄えていますが、その範囲も広い。
浅草花やしき・伝法院通り・ホッピー通りなど観光地やグルメ巡りが楽しめます。
東京都民もお目当ての浅草名物を求めて訪れる事も多い場所。
東京観光で外せない場所かもしれませんね。