- キョウチクトウの名前の由来は?
- キョウチクトウは危険な植物?
- なぜキョウチクトウと名付けられた?
キョウチクトウは何処でも見られる植物です。
道路によっては街路樹としても採用されている木。
キョウチクトウの木が分からなくても聞いた事がある名前です。
実は色々な所で目にしている植物。
毒性のある植物の為、虫も寄らない。
唯一頭にキョウチクトウと入る虫だけが葉などを食します。
キョウチクトウにはどのような名前の語源があるのでしょうか?
目次
キョウチクトウ
キョウチクトウは街路樹や公園にもある広葉樹です。
白やピンクなどの花を長い期間咲かせ、目を楽しませてくれる木。
キョウチクトウの詳細
キョウチクトウの花は、6月より9月まで開花。
花弁は基部が筒状になっていて、平らに開いてプロペラ状に曲がった形に咲きます。
キョウチクトウには強い経口毒性があります。
庭に植栽する場合は、ペットなどが食べないよう注意が必要です。
小学校の校庭に植えられたキョウチクトウの葉を数枚食べた児童が中毒症状を起こし入院した例もあります。
牛に与える飼料の中にキョウチクトウの葉が混入し、食べた乳牛20頭が中毒を起こし9頭が死亡した例もあります。
花・葉・枝・根・果実の全ての部分だけでなく周辺の土壌にも毒性があります。
生木を燃やした煙も有毒になるという毒性の強い木。
その為か花言葉もそれを表す内容が多いようです。
キョウチクトウ
漢字表記:夾竹桃
英語表記:oleander
学名:Nerium oleander var. indicum
花言葉:危険・用心・注意・油断大敵
Q:キョウチクトウの名前の由来は?
三択問題です。次の ❶ ❷ ❸ 答えはどれ?
※名前の由来には諸説・不明確なものも含まれる事をご了承ください。
- 竹と桃を混ぜた意味。
- 命が奪われるという意味。
- 毒があるという意味。
▼ A(答え):BOXをタップ!
A:キョウチクトウの名前の由来
キョウチクトウにはどのような名前の由来があるのでしょうか?
答えは ❶ でした!
- キョウチクトウの名前の由来は?
- 葉が竹に似て、花が桃に似ている為「夾竹桃」
夾は「夾む」という使われ、はさむ・まじる・の意味。
キョウチクトウが植えられる理由
キョウチクトウは学校や公園・街路樹など公共の施設などにも多く植えられています。
なぜこのような毒性の強い木が植樹されるのでしょうか?
キョウチクトウが植栽されるのには公害に強いという理由があるようです。
神奈川県川崎市の場合、長年の公害で他の樹木が枯れる中、キョウチクトウだけは生育した事で街路樹にされています。
広島市は原爆で草木も生えないと言われたが、被爆した場所にいち早く咲いた花とされています。
千葉県松戸市にはきょうちくとう通りという名の道路があります。
市町村の指定花木
- 千葉県千葉市
- 千葉県夷隅郡御宿町
- 兵庫県尼崎市
- 広島県広島市
- 鹿児島県鹿児島市
キョウチクトウの名前の由来まとめ
植えられている土壌にも毒が回っていたり、焼いた時の煙にも毒があるキョウチクトウ。
毒性の強い植物ですが、葉は強心剤や利尿剤にされるなど薬としての効果もあります。
毒もうまく使えば薬になるという事ですね。