- 羊羹の名前の由来は?
- 羊羹にまつわる背景は?
- 何故羊羹と名付けられた?
羊羹は昔ながらの和菓子のひとつです。
羊羹と読めますが、書けと言われると書けない気がします。
羊羹にはなぜヒツジが書かれているのでしょうか?
羹という難しい漢字にはどのような意味があるのでしょうか?
様々な羊羹が販売されています。
若年層にも一口サイズの羊羹が手軽で人気です。
年配の方だけでなく若年層でも羊羹を口に入れる機会がある和菓子。
昔ながらのスイーツとも言える親しみのある和菓子です。
目次
羊羹
羊羹は「ようかん」と読みます。難しい漢字が使われています。
羊羹の詳細
羊羹は和菓子として広く知られています。
羊羹には色々な種類があり、味も様々で多様性もあります。
羊羹(ようかん)は、一般には小豆を主体とした餡を型(羊羹舟)に流し込み寒天で固めた和菓子である。
寒天の添加量が多くしっかりとした固さの煉羊羹(ねりようかん)と、寒天が少なく柔らかい水羊羹(みずようかん)がある。
また、寒天で固めるのではなく、小麦粉や葛粉を加えて蒸し固める製法もあり、これは蒸し羊羹と呼ばれる。
単に「羊羹」と称した場合は煉羊羹を指す事がある。
出典:wikipedia
Q:羊羹の名前の由来は?
三択問題です。次の ❶ ❷ ❸ 答えはどれ?
※名前の由来には諸説・不明確なものも含まれる事をご了承ください。
- 羊の皮で包んで作ったから。
- 羊を煮たスープから。
- 羊の鼻と柔らかさが似ていたから。
▼ A(答え):BOXをタップ!
A:羊羹の名前の由来
羊羹はなぜ羊羹という名前なのでしょうか?
名前にヒツジがあるのも不思議です。
答えは ❷ でした!
- 羊羹の名前の由来は?
- 羊羹の羹は訓読みで「あつもの」と読みます。
羹(あつもの)の意味は汁物など火を通した熱い料理の古称です。
中国の料理のひとつで羊の羹(ヒツジのあつもの)。
つまりは「羊の肉を煮たスープ」の種類になります。
- 羊のスープが何故現在の羊羹に?
- 羊のスープが冷めることで肉のゼラチンで固まり煮凝りの状態になります。
柔らかく固まった状態が今の羊羹に近い姿。
羊羹は鎌倉時代から室町時代に、禅僧によって日本に伝えられました。
禅宗では肉食が戒律により禁じられている事から
精進料理としてヒツジの肉の代わりに小豆を用いられました。
精進料理が日本における羊羹の原型になったとされています。
羊羹の種類
羊羹には色々な種類があり、好みも分かれます。
練り羊羹・蒸し羊羹・水羊羹などがあります。
他にも「丁稚羊羹」「小城羊羹」など地方独特の羊羹があります。
蒸し羊羹
蒸し羊羹は、寒天を使わないで小麦粉や葛粉などを使って蒸した後に、固めます。
寒天が発見される前からある製法である事から練り羊羹より歴史があります。
栗蒸し羊羹が知名度が高く千葉県成田市の成田山参道で販売されたのが発祥とされています。
成田山御用達として使われるようになり、
成田山新勝寺の精進料理「栗羹」は、栗蒸し羊羹の原型と言われています。
練り羊羹
練り羊羹はお馴染みの羊羹で、最も身近な羊羹です。
寒天を溶かした水に素材を煮詰めて型に入れて固めた物になります。
一般的には羊羹を指すのが「練り羊羹」になります。
糖分も多く含まれており日持ちが良い為、贈答品にも選ばれやすい羊羹。
贈り物で羊羹を頂く事が多いのは、日持ちが良い事もあります。
水羊羹
水羊羹は練り羊羹と素材は同じですが、寒天の量を減らし水っぽく作ります。
練り羊羹と比べゼリーのようになる為、夏の羊羹は水羊羹が好まれます。
冷やして食べるのが好まれる水羊羹は夏の贈答品でよく見かけます。
お中元の定番的存在です。
羊羹の名前の由来まとめ
一言に羊羹と言っても色々な種類と製法があるものですね。
個人的には水羊羹が好みではありますが、虎屋の羊羹は人気です。
羊羹をもっと掘り下げれば、もっと面白い記述があるかもしれません。
羊羹がヒツジのスープだったなんて信じられないですね。